こんにちは。夜になると天井から足音のような音がする。台所の隅に見慣れないフンが落ちている。賃貸住宅でこんな異変に気づくと、まず誰に連絡すればよいのか迷いますよね。
管理会社へ知らせるべきなのか、すぐ駆除業者を呼ぶべきなのか。費用を自分で払うことになるのかも気になるところです。連絡先を間違えると、作業後に費用負担でもめることもあります。
『ガイノワ』のシンです。賃貸でネズミの気配を見つけたときは、慌てて駆除を依頼するより、状況を記録して管理会社へ伝えるところから始めます。今回は、その後の対応まで順にほどいていきます。
最初の連絡先は管理会社
賃貸住宅でネズミを見た場合や、物音やフンから存在が疑われる場合は、まず管理会社へ連絡します。管理会社がない物件では、賃貸借契約書に記載された大家や貸主側の窓口へ知らせましょう。
自分で駆除業者を手配する前に、建物を管理する側へ状況を伝えるのが基本です。天井裏や壁の中、外壁、配管まわりなど、入居者が勝手に調べたり工事したりできない場所が関係しているためです。
わたしなら、ここで一度止まります。ネズミがいると思うと早く追い出したくなりますが、先に業者を呼ぶと、その費用を誰が負担するのかが曖昧なまま作業だけ進んでしまうことがあるからです。
連絡は三つの段階で進める
連絡先がいくつも見つかると、すべてへ同時に電話したほうがよいように感じます。しかし、賃貸の場合は順番があります。まず契約上の窓口へ知らせ、対応方針を確認してから次へ進むほうが話は通りやすくなります。
基本的な流れは次の三段階です。管理会社から指定業者を案内されることもあるため、最初から自分で業者を決めないことがポイントになります。
- 第一段階 管理会社へ知らせる
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発見した場所や時間、物音やフンの状態を伝えます。管理会社がない場合は、大家や契約書に記載された窓口へ連絡します。
- 第二段階 調査の手配を確認する
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管理会社が現地確認や業者手配を行うのか、入居者が自分で業者を探すのかを確認します。口頭だけでなく、メールなどでも残しておくと話を振り返りやすくなります。
- 第三段階 必要なら業者へ相談する
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管理会社の了承を得たうえで、指定業者または自分で探した業者へ相談します。作業内容と費用負担を確認してから契約へ進みます。
緊急性が高そうに見えても、電話一本で作業を決める必要はありません。室内でネズミが暴れているなど差し迫った状況を除き、まず管理会社の返答を待てるか考えてみましょう。
連絡前に状況を記録しておく
管理会社へ連絡するときは、「ネズミがいると思います」だけで終わらせず、何を見つけたのかを具体的に伝えます。姿を見ていなくても、物音やフン、かじられた跡などの情報があれば十分です。
写真や動画を撮れる場合は残しておきます。ただし、家具を大きく動かしたり、天井裏へ入ったりする必要はありません。危険を伴わず、普段の生活の範囲で確認できることだけでかまいません。
連絡前に、次の項目をメモしておくと説明しやすくなります。
- 異変に気づいた日時
- 音やフンを見つけた場所
- 音が続く時間帯
- 食品や袋のかじり跡
- 写真や動画の有無
ほかの部屋や共用廊下でも異変がないかは、管理会社に確認してもらえます。同じ建物で複数の相談が出ていれば、一室だけではなく建物全体の問題として調べる必要が出てくるでしょう。
費用は発生原因だけで決まらない
賃貸でネズミが出たとき、気になるのが駆除費用です。ただし、大家が必ず払う、入居者が必ず払うという単純な決まりではありません。発生時期や侵入口、建物の状態、契約内容などを見て考えます。
入居前から巣や被害があった場合や、建物の隙間や破損が侵入口になっている場合は、貸主側による駆除や修繕が必要になる可能性があります。一方で、室内の使い方が主な原因と判断されれば、入居者負担になることもあります。
ここで先に確認したいのは、誰の責任かではなく、どこから入ったのかという点です。原因調査をしないまま責任の話だけを始めても、貸主と入居者のどちらにも判断材料が足りません。
| 確認される状況 | 費用を考えるときの視点 |
|---|---|
| 入居前から被害があった | 過去の相談や修繕記録を確認する |
| 外壁や配管に隙間がある | 建物側の修繕が必要か確認する |
| 室内に食品やごみが放置されていた | 日常の管理との関係を確認する |
| 複数の部屋で発生している | 建物全体の問題か調べてもらう |
| 発生原因を特定できない | 調査費用を誰が負担するか相談する |
勝手な穴埋めは避けたほうがよい
ネズミの侵入口らしい隙間を見つけても、すぐにふさがないほうがよい場合があります。建物の設備に関係する部分へ手を加えると、修繕や原状回復の問題につながる可能性があるためです。
また、室内や壁の中にネズミが残っている状態で出口だけをふさぐと、別の場所をかじって逃げようとすることも考えられます。追い出しや捕獲と、侵入口の封鎖は順番を見ながら進める必要があります。
自分でできるのは、食品を密閉容器へ移す、ごみを早めに出す、フンがあった場所を記録するなど、建物へ手を加えない範囲です。薬剤や粘着シートも、管理会社へ相談してから使うほうがよいでしょう。

見つけた穴をすぐふさぐのは待ちたいですね
自治体は相談先として利用する
自治体や保健所では、ネズミの生態や発生防止、自分で行う対策について相談を受けている地域があります。フンなどの痕跡から、可能な範囲で種類を確認してくれる窓口もあります。
ただし、自治体の職員が賃貸住宅へ来て、無料で駆除してくれるとは限りません。実際には、相談や防除方法の案内を行い、駆除作業は民間業者へ依頼するよう案内する自治体が多く見られます。
自治体によって相談内容や器具の貸し出しなどは異なります。お住まいの市区町村のサイトで、ネズミに関する生活衛生の窓口を確認してください。賃貸物件では、自治体へ相談する前後に管理会社にも知らせておきます。
業者に相談する目安を知る
管理会社が業者を手配する場合は、その案内に従います。自分で業者を探すよう言われた場合でも、費用を誰が負担するのか、調査だけ依頼してよいのかを確認してから連絡しましょう。
天井裏や壁の中から毎晩音がする、複数の場所でフンが見つかる、食品の袋が繰り返しかじられる場合は、侵入が続いている可能性があります。自分で見られる範囲だけでは原因をつかみにくい場面です。
次のような状況では、管理会社と相談しながら専門業者による調査を検討します。
- 物音が数日続いている
- 複数の場所にフンがある
- 壁や天井裏に気配がある
- 侵入口を確認できない
- 配線や食品に被害がある
姿を一度見ただけでも、再びフンや物音が出るなら放置はしにくいでしょう。反対に、ネズミかどうか判断できない段階では、痕跡を撮影し、管理会社や自治体へ相談するところから始められます。
駆除業者は作業範囲で比べる
業者へ相談するときは、広告に書かれた最低料金だけで決めないようにします。現場の広さや侵入口の数、天井裏へ入れるかどうかで作業内容は変わるため、広告の金額だけでは総額を判断できません。
確認したいのは、現地調査、追い出しや捕獲、侵入口の封鎖、フンの清掃、消毒、再訪問、保証のどこまでが見積もりに含まれているかです。作業名が一式とだけ書かれている場合は、内容を聞いておきます。
不安を強くあおり、その場ですぐ契約するよう求める業者にも注意が必要です。ここは勢いで決めたくないんですよね。管理会社へ見積もりを共有し、了承を得てから依頼できるか確認しましょう。
| 作業項目 | 見積もりで聞きたいこと |
|---|---|
| 現地調査 | 調査だけでも料金がかかるか |
| 追い出し・捕獲 | 何回の作業を予定しているか |
| 侵入口の封鎖 | 材料費や高所作業を含むか |
| 清掃・消毒 | フンや巣の撤去まで行うか |
| 再訪問・保証 | 対象期間と追加料金を確認する |
管理会社が動かないときの対応
管理会社へ連絡しても返答がない場合は、連絡した日時と内容を残し、もう一度メールや問い合わせフォームから送ります。電話だけで済ませず、文章として記録を残すのがよいでしょう。
大家の連絡先が契約書に記載されている場合は、管理会社へ連絡済みであることを添えて相談します。それでも対応方針が分からないときは、自治体の住宅相談や消費生活センターなどへ相談できる場合があります。
ただし、家賃を自分の判断で支払わない、無断で大がかりな工事をするなどの対応は避けます。困っている状況と連絡の経過を残し、第三者へ説明できる状態にしておくことが先です。
管理会社へ伝える文面の考え方
管理会社への連絡は、感情を長く書くより、起きていることと確認したいことを分けて伝えます。ネズミと断定できない場合は、「ネズミと思われる物音」や「ネズミの可能性があるフン」と書けば十分です。
たとえば、気づいた日時、場所、現在の被害、写真の有無を伝えたうえで、現地確認や業者手配をお願いできるか尋ねます。あわせて、自分で業者を手配してよいか、費用負担はどう扱うのかも確認します。
原因や責任を決めつける言い方は避けたほうが話は進みやすくなります。まず調査方法を決め、その結果を見て修繕や費用について相談する流れなら、双方が同じ情報をもとに考えられます。
まず記録して連絡を始めよう
賃貸住宅でネズミの気配を見つけたら、最初の連絡先は管理会社か大家です。発見した場所や時間、物音、フンなどを記録し、現地確認や業者手配を誰が行うのか尋ねます。
費用負担は、建物の構造、入居前からの被害、室内の管理状況、契約内容などによって変わります。原因が分からないうちに自費で作業を進めず、調査と費用の扱いを先に確認しておきましょう。
今日できることは、音がした時間と場所をメモし、管理会社の連絡先を確かめることです。写真を一枚残し、状況を短く伝えるところまで進めれば、次に何を確認すべきかが見えてきます。











