相模原市でアライグマの姿を見かけた、畑の作物が荒らされた、屋根裏で音がする、そんな相談はじわじわと増えています。南区や緑区など市内の郊外エリアでは、住宅地のすぐそばに農地や緑地が接しているため、アライグマが人の生活圏に入り込みやすい環境が続いています。
『ガイノワ』のシンです。こういう状況でまず迷うのが、「自治体に連絡すればいいのか、業者を探せばいいのか」という点だと思います。どちらが正解かは、被害の状況によって変わります。この記事では、相模原市の窓口で対応できることと、民間業者に頼む目安を順に確認していきます。
アライグマは特定外来生物に指定されており、許可なく個人が捕獲・駆除することは法律で禁じられています。まずそこだけは最初に押さえておくと、相談先を選ぶときに迷いにくくなります。
相模原市でまず確認したいこと
被害に気づいたとき、最初に動きたいのが相模原市の窓口への確認です。市の水みどり環境課(電話:042-769-8242)では、アライグマの捕獲を積極的に進めており、被害を受けた方や目撃した方からの連絡を受け付けています。緑区内であれば、緑区役所区政策課の鳥獣対策班(042-775-8852)に直接連絡する方法もあります。
相模原市は神奈川県のアライグマ防除実施計画に基づいて、市が主体となって捕獲に関わっています。ただし、屋根裏に住みついている、農地を繰り返し荒らされているなど、状況が複雑になってきた場合は、市の対応範囲だけで解決するとは限らない点も頭に入れておくと、のちの判断がしやすくなります。
自治体でできることと、やっていないこと
相模原市の窓口で対応していることと、対応の外になることを先に確認しておくと、相談のステップが組みやすくなります。
- 自治体で対応していること
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目撃情報や被害の相談受付、アライグマ捕獲の連絡窓口、箱わな設置の調整、捕獲許可の案内など
- 自治体でやっていないこと
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屋根裏の清掃・消毒、侵入口の封鎖工事、フン害の復旧、農地への防獣フェンス設置の施工など
捕獲の許可や連絡窓口は自治体が担っていますが、家屋への被害の修繕や再発防止のための封鎖工事は、民間業者に依頼する必要があります。「市に頼めば全部やってもらえる」とは考えにくい部分があるため、住宅への侵入がある場合は早めに業者相談も並行して考えておくほうが現実的です。
郊外住宅・畑まわりで出やすい被害サイン
相模原市の郊外エリアでは、畑や家庭菜園、水場に近い住宅でアライグマと接触しやすい環境が多くあります。被害のサインは複数あるので、気になる点がいくつか重なっていないか確認してみてください。
- 畑の野菜・果実が繰り返し荒らされる
- 池の魚やザリガニが減っている
- 屋根裏や天井付近で夜間に音がする
- 庭や軒下にフンのかたまりがある
- 軒下や床下の通気口まわりに泥汚れがある
フンは特定の場所にまとめてする習性があり、「ため糞」とも呼ばれます。庭の隅や物置の裏などに積み重なっていると、アライグマが定着しているサインとして見ておきたい状態です。屋根裏の音がする場合も、放置すると断熱材の汚損や構造への影響が出てくるため、早めの確認が必要です。

音やフンのサインは、重なるほど状況が進んでいます
個人で捕獲や駆除ができない理由
アライグマは特定外来生物に指定されており、許可なく個人が捕獲・駆除することは法律で禁じられています。箱わなを自分で設置して捕まえようとした場合も、市への許可申請が必要です。許可を取らずに捕獲した場合は、外来生物法や鳥獣保護管理法の違反となる可能性があります。
成獣は攻撃性が高く、近づくだけで引っかかれたり、咬まれたりするリスクがあります。感染症を持っている個体もいるため、むやみに近づいたり触ったりしないのが原則です。「市販のわなで自分で捕まえればいい」という考え方は、ここで一度止めておいたほうがいいと思っています。
民間業者に相談する目安
自治体の窓口に連絡した上で、民間業者にも並行して相談したほうがよい場面があります。次のような状況が当てはまる場合は、業者への相談を考えてみてください。
- 屋根裏・床下に侵入されている
- フン被害が広範囲に及んでいる
- 侵入口の封鎖や修繕が必要な状態
- 農地への被害が繰り返されている
- 自治体に連絡したが解決のめどが立っていない
業者に依頼する場合の費用は、追い出しと侵入口封鎖だけで5万〜15万円前後、フン清掃・消毒・断熱材の交換まで含めると10万〜30万円程度が目安として参考になります。被害の範囲や住宅の構造によって金額は変わるため、まず複数の業者に無料見積もりを依頼して比較するのが現実的な進め方です。
依頼前に見ておきたいこと
業者に依頼するとき、料金だけで選んでしまうと、あとから「追加費用が発生した」「再発防止は別途契約が必要だった」という状況になりやすいです。見積もりを受け取ったときに確認しておきたい点をまとめます。
- 見積もりで確認したいこと
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追い出し・捕獲・侵入口封鎖・清掃消毒・再訪問・保証のどれが含まれているか。追加費用が発生する条件。複数の業者の見積もりを比べるときは、作業範囲の内訳が合っているかを先に確認する。
「安く見えたのに最終的に高くなった」というケースでは、封鎖や清掃が別料金になっていたり、保証期間が短すぎたりすることが多いです。複数社の見積もりを取って、含まれる作業の内容を横に並べて比べることが、あとで困りにくい依頼につながります。
状況を整理して、次の一歩を決める
相模原市でアライグマの被害を感じたら、まず市の水みどり環境課または緑区役所区政策課に連絡して、捕獲に関する相談を入れるところから始めるのが自然な流れです。同時に、屋根裏への侵入やフン被害など、家への影響が出ている場合は民間業者への相談も並行して進めておくと、対応が遅れにくくなります。
アライグマは一度住みついた場所に戻ってきやすい習性があります。捕獲だけで終わらせず、侵入口の確認や封鎖まで視野に入れて動いたほうが、再発を防ぐ意味でも現実的です。自治体に相談できる部分と、業者でないと対応できない部分を先に分けて考えておくと、あとの判断がずいぶんすっきりします。
一度にすべてを決めなくてもいいです。まずは市の窓口に電話して状況を話してみる、それだけでも次に何をすべきか見えてきます。急いで業者を決める前に、自治体への連絡を先にしておくことが、のちから振り返ったときにやっておいてよかったと思える動き方だと感じています。












