その羽アリはシロアリ?初動で確認したい見分け方

あわてて掃除機で吸い込んでしまったけれど、あの羽アリは本当にシロアリだったのか。あとから気になって検索している方も多いのではないでしょうか。

窓際や網戸のすき間、部屋の照明の下あたりに、羽が散らばっていたという声もよく聞きます。数が多いほど、不安な気持ちも大きくなるものです。

『ガイノワ』のシンです。羽アリを見かけた直後は、誰でも少し身構えると思います。害虫の中でも、シロアリだけは家の構造そのものに関わってくるので、他の虫とは少し違う緊張感があります。

でも慌てて結論を出す前に、まず落ち着いて特徴を見比べてみたいところです。羽アリには、家の木材を食べるシロアリと、被害の心配が少ないクロアリの2種類がいます。

見た目が似ているぶん、パッと見ただけでは判断がつきにくいのも事実です。見分け方さえ分かれば、次に何をすべきかも自然と見えてきます。

目次

羽アリの正体はまず観察から始める

羽アリを見つけたとき、最初にすることは駆除ではありません。まずは体の形をよく見ることです。慌てて動くより、少し時間をかけて観察したほうが結局は判断が早くなります。

可能であればスマートフォンで写真を残しておくと、あとから見比べるときにも役立ちます。逃げてしまう前に、数枚撮っておくと安心です。

シロアリの羽アリは胴体にくびれがなく、寸胴な体つきをしています。触角はまっすぐで、数珠がつながったような形をしています。

全体的にずんぐりとした印象で、動きもクロアリに比べるとゆったりして見えることが多いです。慌てて逃げ回らないのも特徴のひとつです。

一方のクロアリは、胴体に明確なくびれがあり、触角は「く」の字に曲がっています。羽の大きさにも違いが出るので、この2点を合わせて見ると判断しやすくなります。

もし手元に虫眼鏡があれば、触角の形を見るだけでもかなり判断がつきやすくなります。細かい部分ですが、意外と分かりやすい違いです。

シロアリの羽アリ

胴体にくびれがなく、触角はまっすぐで数珠状に見えます。羽は4枚とも同じくらいの大きさで並んでいるのが特徴です。

クロアリの羽アリ

胴体にはっきりとしたくびれがあり、触角はくの字に曲がっています。前羽が後羽より大きいのも見分けるポイントです。

羽の形と発生時期も手がかりになる

シロアリの羽アリは、前後4枚の羽がほぼ同じ大きさで並びます。クロアリは前の羽が大きく、後ろの羽が小さいという違いがあるので、羽を横から見比べるだけでもヒントになります。

羽の付き方や透け方も、種類によって微妙に違って見えます。光に当ててみると、意外とはっきり分かることもあります。

時期にも特徴があります。ヤマトシロアリは4月から5月ごろ、雨が降った翌日の暖かい午前中に飛び立つことが多いとされています。

イエシロアリは6月から7月にかけて、夕方から夜に飛ぶ傾向があります。地域によって時期が前後することもあるので、あくまで目安として考えたい部分です。

わたしならここを先に見ます。羽アリが出た日が雨上がりの暖かい日だったかどうかは、判断材料としてわりと使えると思っています。

時間帯や天候をメモしておくと、あとで相談するときにも状況を説明しやすくなります。小さなことですが、あとで意外と役に立ちます。

見つけた直後にまずやりたいこと

羽アリを見つけたら、殺虫スプレーをいきなり噴射したくなる気持ちも分かります。ただ巣の位置によっては、逆に被害が広がる場合があると言われているので、少し気持ちを抑えたいところです。

刺激を与えると、シロアリが巣を移動させてしまうこともあるようです。急いで駆除するより、まず状況を把握するほうを優先したいところです。

応急的には、掃除機で吸い込む方法や、発生箇所にポリ袋をかぶせて羽アリを集める方法が使われています。羽アリは体が弱く、掃除機の吸引でもわりと簡単に弱ってしまうようです。

窓や照明の周りに集まりやすいので、そのあたりを重点的に確認すると効率よく対応できます。特に光の当たる場所は要チェックです。

羽が落ちている場所は、発生源に近い可能性があるため覚えておきたい点です。写真を撮っておくと、あとで業者に説明するときにも役立ちます。

発生した時間帯や場所、羽アリの数までメモしておくと、より状況が伝わりやすくなります。細かい記録が、あとの判断を助けてくれます。

この羽、なんだか妙に揃ってるな

放置すると気になってくること

シロアリは動きがゆっくりなので、今すぐ家が傾くわけではありません。ここは勢いで決めたくないんですよね。ただ、放置する期間が長くなるほど、床下や柱への被害が進みやすいとも言われています。

気づいたときにはすでに範囲が広がっていた、という話も少なくないようです。時間が経つほど、確認すべき範囲も広くなってしまいます。

床のきしみ、壁を叩いたときの空洞音、木材表面の変色は、被害が進んでいるときに出やすいサインです。羽アリだけでなく、これらが同時に出ていないかも見ておきたいところです。

ドアや雨戸の開け閉めがしにくくなっている場合も、念のため気にしておいたほうがよい変化です。小さな違和感も、あとから思い出すと重要な手がかりになります。

修繕費は被害の進み方によって差が大きく、初期であれば駆除だけで済むケースもあれば、柱の交換まで必要になるケースもあるようです。

ここは業者に見てもらってはじめて分かる部分だと思います。早い段階で確認しておくほど、選べる対応の幅も広くなります。

焦って結論を出すより、いくつかのサインを並べて見比べてから考えたほうが、あとで納得しやすい判断になります。ひとつのサインだけで決めつけないことが大事です。

自分で見てよい範囲と相談の目安

羽アリの種類を見比べる、羽の落ちている場所を確認する、床や壁の様子を軽く触ってみる。ここまでは自分で進めても大丈夫な範囲だと思います。

特別な道具がなくても、目と手で確認できることは意外と多くあります。まずはできる範囲から始めてみるとよいと思います。

一方で、床下に潜って蟻道を探したり、木材を削って内部を確認したりするのは、無理をしないほうがいい場面です。判断が難しいときほど、専門の目で見てもらうほうが早く安心できます。

無理に自分で進めてしまうと、被害の全体像を見誤ることもあるようです。見えている部分だけで判断しないことが大切になってきます。

羽アリを見つけたときに、相談を考えたい目安をまとめておきます。当てはまる項目が多いほど、早めの相談を検討したい状況だといえます。

  • シロアリらしい羽アリの特徴と一致する
  • 雨上がりの暖かい日に大量発生した
  • 床のきしみや空洞音も気になる
  • 羽アリが屋内で複数回見られている
  • 家の築年数がある程度経っている

どれか1つでも当てはまる場合は、一度専門業者に見てもらう方向で考えてよいと思います。焦って契約する必要はありませんが、確認だけは早めにしておきたいところです。

多くの業者では、まず点検だけを無料で受け付けているところもあります。気軽に確認だけしてもらうという選び方もできます。

相談するときに知っておきたい流れ

相談する際は、いきなり駆除の契約を結ぶ必要はありません。まずは点検をしてもらい、被害の有無や範囲を確認してもらうところから始めれば十分です。

点検の結果を聞いてから、どう対応するかを考えても遅くはありません。焦って決めるより、内容を理解してから進めたほうが安心です。

複数の業者に声をかけて、見え方や説明の仕方を比べてみるのも一つの方法です。同じ状況を見ても、業者によって説明の丁寧さや提案の内容が違うことがあります。

慌てて1社だけで決めるより、少し時間をかけて比べたほうが、あとで納得しやすい選び方になると思います。比較する手間は、あとの安心につながります。

焦らず見比べてから次を決めたい

羽アリの見分け方は、体のくびれ、羽の大きさ、触角の形という3点を順に見ていけば、それほど難しくありません。時期や天候も合わせて考えると、判断の材料はさらに増えます。

落ち着いて特徴を確認していくことが、結局は一番早い近道になります。慌てずに一つずつ確認していく姿勢が、後悔しない判断につながります。

ただ、見分けがついたあとの対応まで自分で抱え込む必要はありません。気になる特徴が重なったときは、無料点検を扱っている業者に相談する方法もあります。

専門の目で見てもらえば、自分では判断がつかなかった部分もはっきりしてきます。ひとりで悩み続けるより、確認してもらうほうが早く前に進めます。

写真を1枚撮っておくだけでも、あとの相談がぐっと楽になります。まずはそこから始めてみてください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ガイノワ」シン

害獣・害虫の被害や対処法、業者の選び方、料金の見方を、『ガイノワ』がひとつひとつわかりやすく解説しています。

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