コウモリ駆除の封鎖対策|追い出し後の順番と使う素材の話

コウモリを追い出したあと、すぐ侵入口を塞げばいい——そう思っていると、意外なところで詰まることがあります。封鎖のタイミングや素材の選び方で、その後の再発がかなり変わってくるんですよね。

『ガイノワ』のシンです。今回は「コウモリ駆除の封鎖」について、追い出しとの順番、使う素材の違い、自分でやってよい範囲と業者に任せる場面まで、一通り整理してお伝えします。

結論から言うと、封鎖は「コウモリが完全にいなくなったことを確認してから」が鉄則です。この順番を守れているかどうかが、再発するかどうかの分かれ目になりやすいです。

目次

封鎖より先に「追い出し確認」がある

追い出しと封鎖は、別のステップとして考えることが前提です。追い出し中に封鎖を始めてしまうと、まだ中にいるコウモリを閉じ込めることになります。閉じ込めてしまうと、死骸による臭いや衛生問題が後から出てきやすく、対処がむずかしくなります。

確認の目安は、「夜間の出入りが止まったか」「音が減ったか」「フンが新たに増えていないか」の3点です。この状態を数日確認できてから、封鎖に進むのが安全です。

中にいるままで塞ぐのが一番やっかい

侵入口はどこから探せばいいか

封鎖の前に、どこが侵入口になっているかを確認する必要があります。アブラコウモリは1〜2cmほどの隙間から入れるため、外壁を広い目で見ていくことになります。見落としやすい場所を先に頭に入れておくと、チェックがスムーズです。

  • 換気口・通気口まわり
  • 屋根と外壁の接合部
  • 配管の貫通部まわり
  • 雨戸の戸袋内部
  • 軒下・破風板の隙間

夕方から夜にかけて外壁を観察すると、コウモリが出入りしている場所を確認しやすいです。フンが落ちている真上や、外壁に油脂のような汚れが付いている箇所は、特に怪しいと思って確認する価値があります。

封鎖に使う素材の使い分け

塞ぐ場所と状態によって、向いている素材が変わります。ここが意外と見落とされやすいところで、とりあえずパテを詰めればいいというわけではないんですよね。

シーリング材・コーキング剤

外壁の亀裂や1〜2cm程度の細かい隙間に適しています。硬化後は弾力があるので、素材の動きに追従しやすいです。

ステンレス製金網・メッシュ

換気口や通気口など、空気を通す必要がある場所に向いています。5mm目以下のものを使うと、コウモリが通れなくなります。耐久性が高く、屋外でも長持ちしやすいです。

害獣パテ

配管まわりや不規則な形の穴に使います。手でこねて形に合わせられるため、複雑な形状の隙間でも対応しやすいです。

素材を選ぶ前に、「そこは通気が必要か」「湿気や温度変化が大きい場所か」を先に確認するのが実際には近道です。通気が要る場所にコーキングだけを詰めると、のちに別の問題が出ることもあります。

封鎖の順番と進め方

侵入口の候補が複数ある場合、闇雲に塞ぐより「使われている痕跡が濃い場所から」進める方が確実性が上がります。フンが多く落ちている場所、油脂汚れがある場所が「本命」の候補で、そこを先に対処してから周辺の隙間を順番に押さえていくのが基本的な考え方です。

封鎖したあとも、しばらくは夜間の出入りとフンの増減を確認することが必要です。封鎖漏れがあった場合、別の場所から侵入が再開することがあります。1週間程度は様子を見てから、「塞げた」と判断するのがよいです。

自分でやってよい範囲と難しい場面

地上から手が届く換気口まわりや、外壁の目視できる隙間であれば、DIYで封鎖を試みることは可能です。ただし、コウモリは鳥獣保護管理法の対象であり、捕まえたり殺傷したりすることは原則として違法になります。追い出しと封鎖の範囲に留めることが大前提です。

屋根裏や高所、外壁の構造が複雑な場所は、目視だけでは侵入口の全体像がつかみにくいです。封鎖したつもりでも「別の隙間から再侵入」というパターンは、プロでも念入りに確認しながら進める場面です。高所作業を伴う場合は、安全面からも業者への相談を選んだほうが無難です。

また、出産期(5〜8月ごろ)は子コウモリが飛べない状態で巣にいることがあります。この時期に追い出しを行うと子コウモリを取り残してしまうため、時期の見極めも封鎖を考えるうえで見ておきたい点のひとつです。

封鎖後に残る再発防止の視点

封鎖が完了しても、「完全に終わった」と判断するには少し時間がかかります。封鎖直後の1〜2週間は、外壁まわりとフンの状況を引き続き確認することで、封鎖漏れの早期発見につながります。

業者に依頼した場合は、保証の内容も確認しておきたい点です。封鎖工事の範囲、再発時の対応、保証期間がどこまで含まれるかによって、依頼後の安心感がかなり変わります。複数社に聞いて、工事の内容を同じ条件で比べてみると判断しやすくなります。

追い出してから塞ぐ、この順番が全て

コウモリの封鎖は、素材を揃えることより先に「中にいないことを確認する」という順番が最初に来ます。この一点さえ守れば、DIYでも業者依頼でも、次のステップが見えやすくなります。

どこまで自分でやれるか迷ったときは、侵入口の場所や高さ、時期の条件を一つずつ確認してみてください。地上から手が届いて、出産期を外せていれば、封鎖の素材選びと手順を落ち着いて進める余地はあります。

わからない点や、封鎖の範囲に自信が持てないときは、無料相談を使って「今の状態で自力を続けてよいか」だけ確認するのもひとつの方法です。急いで全部業者に任せる前に、まず状況を整理してみてください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ガイノワ」シン

害獣・害虫の被害や対処法、業者の選び方、料金の見方を、『ガイノワ』がひとつひとつわかりやすく解説しています。

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