軒下や換気口のあたりでコウモリらしき気配がある、フンが落ちている、夕方になると飛び回っている——そんな状況を前にして、「まず市役所に聞けばいいのか、それとも業者を探すべきなのか」と迷っている方も多いのではないかと思います。
『ガイノワ』のシンです。平塚市でのコウモリ対応について、自治体の窓口でできることと、民間業者に相談する目安を順に見ていきます。
コウモリは鳥獣保護管理法の対象となっており、許可なく捕まえることは禁止されています。そのため、「自分でどうにかしよう」と思っても動ける範囲に限りがあります。まずその前提を確認しておくことが、判断のスタートになります。
平塚市の窓口でできること
平塚市でコウモリ被害の相談をしたい場合、窓口は市役所の環境保全課になります。電話番号は0463-21-9764(環境指導担当)です。ただし、コウモリを市が直接駆除したり、業者を紹介してくれたりする対応は行っていません。
自治体対応の調査によると、平塚市はコウモリ対策の案内を行っておらず、業者紹介も神奈川県ペストコントロール協会(045-681-8585)への問い合わせが案内先とされています。市に相談しても「自分で対策するか、専門業者へ」という流れになるのが実情です。
一方、平塚市の公式サイトでは、屋根裏への侵入などの被害に対して「煙が出る殺虫剤を屋根裏で焚く」「音を出す」といった自主防除を試みてから、それでも被害が続くようであれば環境保全課に連絡するよう案内しています。コウモリはその案内の対象外ですが、侵入口の確認と閉塞が再発防止の基本になるという考え方は共通して使えます。
コウモリが住みつきやすい場所
戸建てでコウモリが入り込みやすいのは、軒下の隙間、換気口・通気口、雨樋の周辺などです。コウモリは1〜2センチほどの隙間があれば侵入できるため、「まさかここから?」という場所が入口になっていることも少なくありません。
換気口は特に注意が必要な場所のひとつです。カバーが経年劣化していたり、網目が粗かったりすると、コウモリにとって都合のよい出入り口になります。夕方に同じ場所を出入りする様子が続いているなら、そこが主な侵入口と考えてよいでしょう。

フンの落ち方で、どこに棲みついているかがだいたい分かります
自分で見てよい範囲と限界
コウモリを追い出すための忌避スプレーは、市販品でも入手できます。換気口の内側から吹きかける方法は、被害が軽ければ有効な場合があります。ただし、追い出しだけで終わらせると、同じ侵入口から戻ってくるのがコウモリの習性です。
自分で確認できる範囲は、侵入口の目視チェックと忌避スプレーによる追い出しまで。換気口への金網設置も、場所によっては自力で対応できますが、高所作業が伴う場合や複数の侵入口が確認できる場合は、無理に進めないほうが安全です。
- 忌避スプレーを使った追い出し
- 換気口・軒下の隙間を目視で確認
- 低所の換気口への金網取り付け
- フンの場所から侵入口を推測する
上記はあくまで自分で動ける範囲の目安です。作業後も出入りが続くようなら、業者に見てもらう段階と考えてください。
業者に相談する目安
次のような状況になっていたら、自力での対処より業者への相談を先に考えたほうが時間も手間もかからないと思います。
- フンが複数箇所に落ちている
- 侵入口が特定できない、または複数ある
- 忌避スプレーを使っても戻ってくる
- 高所や屋根まわりに侵入口がありそう
- フンのにおいや汚染が広がっている
コウモリは鳥獣保護管理法の対象なので、業者に依頼する場合も「追い出しと封鎖」が中心の作業になります。捕まえて処分するという形ではなく、侵入できない状態を作ることがゴールです。依頼前にその点を確認しておくと、見積もりの内容も読みやすくなります。
料金の目安と見積もりで見たいこと
コウモリ駆除を業者に依頼した場合、1箇所あたりの費用相場はおおよそ1万円〜5万円程度です。ただし、高所作業が必要なケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、10万円以上になることもあります。
見積もりを取るときに確認したいのは、「追い出し」「侵入口の封鎖」「清掃・消毒」「再訪問や保証」のどれが含まれているかです。追い出しだけで終わって封鎖が別料金、というケースは珍しくありません。
- 追い出し
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忌避剤や光を使い、棲みついているコウモリを外へ誘導する作業
- 侵入口の封鎖
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コウモリが使っていた隙間を金網やコーキングなどで塞ぐ作業
- 清掃・消毒
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フンや尿の汚染を取り除く作業。感染症リスクの観点から省略しないほうがよい
- 再訪問・保証
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作業後にコウモリが戻ってきた場合の対応範囲。期間や条件は業者によって異なる
この4つのうち、どれが料金に含まれているかを見積もり段階で確認しておくと、あとから「それは別料金です」という場面を防ぎやすくなります。
平塚市で業者を探すときの考え方
平塚市の場合、コウモリ対応の相談先として神奈川県ペストコントロール協会(045-681-8585)が案内されています。ここに連絡すると、対応できる業者の紹介を受けられる場合があります。複数の業者に見積もりを依頼して内容を比べるのが、判断の精度を上げる近道です。
業者を選ぶときに料金だけを基準にするのは、コウモリ対策では特に注意が必要です。追い出しだけで封鎖をしない業者に依頼すると、また戻ってくるサイクルが続きます。見積もりの内容に「封鎖作業」が明記されているかどうか、作業後の保証期間はどうなっているかを必ず確認してください。
電話での対応が丁寧かどうかも、ひとつの判断材料になります。状況をきちんと聞いてから話を進めてくれる業者は、現地確認の精度も上がりやすいと感じています。急かすような対応をする業者には、少し慎重に接するのが無難です。
判断を急がず、順番に確認を
平塚市でコウモリ被害の対応を考えるとき、市が直接動いてくれるわけではありません。まず自分で侵入口のあたりを確認し、被害の広がりを把握してから、業者への相談に進む流れが現実的です。
鳥獣保護管理法の関係で「捕獲」という選択肢はないため、追い出しと封鎖をセットで考えてくれる業者を探すことが、長く効果を保ちやすい方法になります。見積もりを複数取って内容を比べる手間は、あとで困りにくくするための時間だと思ってください。
まずはフンの場所と侵入口になりそうな箇所を確認するだけでも、業者に相談するときの説明がずいぶん具体的になります。急いで業者を決める前に、自宅まわりを一度ぐるりと見てみるのが、最初の一歩として一番やりやすいと思います。












