屋根裏から聞こえる足音、庭に残されたフン、侵入された痕跡。千葉市内で「これはアライグマかもしれない」と感じたとき、まず「自治体に相談できるのか」「民間の業者に頼む必要があるのか」で迷う方は少なくありません。
『ガイノワ』のシンです。千葉市はアライグマの捕獲件数が年々増えており、令和6年度には499件に達しています。農地だけでなく、住宅地への侵入相談も増えている地域です。どこへ連絡してよいか分からないまま時間が過ぎてしまう前に、まず相談先の考え方を整理しておきましょう。
千葉市でまず見ておきたいこと
アライグマは特定外来生物に指定されており、個人が無断で捕まえたり移動させたりすることは法律で禁止されています。住宅地で目撃したり被害を受けたりした場合、まず千葉市の窓口へ状況を伝えることが最初の一歩です。
千葉市では、生活被害に関する相談を環境保全課自然保護対策室(電話:043-245-5195)が受け付けています。農地被害の場合は農政センター農業経営支援課(電話:043-228-6271)が窓口となります。どちらか迷う場合は環境保全課に問い合わせてよいとされています。
自治体でできること
千葉市では、アライグマ・ハクビシン用の箱わなを市内全域に202基設置しています。住居への侵入被害がある場合、申請によって箱わなを借りる制度が用意されています。農地被害でも同様に対応しています。
わなの貸し出し手続きについては、千葉市のウェブサイト「ハクビシン・アライグマ用箱ワナの貸出制度」のページから確認できます。自治体が動くケースとして、路上目撃の通報対応や農地被害の相談も含まれています。
自治体ではやっていないこと
自治体の対応は、相談受け付けとわな貸し出しが中心です。屋根裏や床下への侵入経路をふさぐ封鎖作業、フンや尿の清掃・消毒、そして侵入後の再発防止工事は、基本的に自治体の対応範囲には含まれていません。
つまり、アライグマが建物に入り込んでいる場合、捕獲だけでなく「どこから入ったか」「入れないようにするにはどうするか」まで対応してほしいなら、民間の専門業者に相談するのが現実的な選択肢になります。

捕まえて終わり、ではなかなかすまないんですよね
住宅地での侵入サインを見ておく
アライグマが住宅地の建物に入り込む場合、屋根裏から大きめの足音が聞こえたり、軒下や通気口付近にフンが残ったりすることが多いです。犬や猫のフンとは形や量が異なることが多く、一か所にまとまって溜まる傾向があります。
侵入経路として多いのは、屋根と壁の隙間、通気口、劣化した軒裏などです。一度入り込むと巣をつくったり繁殖したりするケースもあるため、「たまに音がする程度」であっても、状況を早めに確認しておく価値はあります。
- 夜間に屋根裏や天井から足音がする
- 軒下・庭にフンがまとまって残っている
- 通気口や軒裏に傷・破れがある
- ゴミ袋が繰り返し荒らされる
- 庭の池や水鉢の魚が減る
上記のような状況が複数重なっている場合、建物への侵入がすでに始まっている可能性もあります。千葉市内では住宅地でも出没が増えているため、「農地じゃないから関係ない」とは言い切れない状況です。
業者に相談する目安
自治体への相談と並行して、または自治体から「民間業者への相談を」と案内された場合、次のような状況では専門業者への相談を考える段階です。
- 屋根裏・床下に入り込んでいる
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捕獲だけでなく、侵入経路の封鎖や清掃が必要になります。自治体の箱わな貸し出しだけでは完結しません。
- フンや尿による汚染がある
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アライグマのフンは感染症リスクを伴うことがあり、清掃・消毒は素手での作業を避けたい場面です。専門業者への依頼が安心です。
- 繰り返し出没している
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一度追い払っても戻ってくる場合、侵入経路が残っていることが多いです。封鎖工事まで含めて相談できる業者に確認するのが現実的です。
依頼前に見ておきたい点
業者に相談するとき、見積もりの内容として確認したいのは「捕獲だけか」「封鎖まで含まれるか」「清掃・消毒の範囲はどこまでか」「再発した場合の保証はあるか」という点です。捕獲単体の料金と、施工込みの料金では金額の幅が大きく変わります。
複数の業者に確認するのが理想ですが、急いで決めなければいけない状況ではないなら、まず千葉市の窓口に状況を伝えてから判断しても遅くはありません。自治体で対応できる範囲を先に確認しておくことで、業者への相談内容も絞りやすくなります。
千葉市での相談、まず一歩目
千葉市でアライグマの被害や出没が気になったとき、最初の連絡先は環境保全課自然保護対策室(043-245-5195)です。生活被害の相談を受け付けており、箱わなの貸し出し制度についても案内してもらえます。自治体でできる範囲を確認してから、必要に応じて専門業者へ相談する、という順番が一つの判断の流れです。
住宅地での侵入は、気づいたときにはすでに屋根裏に巣ができているケースもあります。「まだ大丈夫かな」と思いながら先送りすることで対応が複雑になることもあるので、早めに状況を確認しておくことが、結果的に手間を減らすことにもつながります。
悩んでいる間も、アライグマは動いています。まず千葉市の窓口に電話して、今の状況を話してみるだけでも、次の判断がずいぶん楽になるはずです。










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