世田谷区でハクビシンのことを調べていると、「まず区に相談すればいいのか」「やっぱり業者を呼ぶしかないのか」と判断に迷う方が多いようです。どちらも間違いではないのですが、区にできることと業者にしかできないことが分かれているので、順番を整理しておくと動きやすくなります。
こんにちは、『ガイノワ』のシンです。今回は、世田谷区でハクビシンの被害が起きたときに、まず何を確認するべきかを整理してみます。区の相談窓口の使い方から、民間業者を探すときに見ておきたいポイントまで、順にほどいていきます。
急いで業者を決める前に、区の支援制度を知っておくだけで、費用や対応の選択肢がずいぶん変わります。
世田谷区でまず見ておきたいこと
世田谷区は23区の中でも面積が広く、砧公園や等々力渓谷など緑地が多いエリアです。住宅街に古い木造の家も残っているため、ハクビシンにとって餌場と住み処の両方がそろいやすい環境になっています。
区が公表しているデータによると、ハクビシンとアライグマに関する相談件数は年々増加傾向にあり、令和6年度だけで365件の相談と、ハクビシン38匹・アライグマ35匹の捕獲が記録されています。特定の地域だけの話ではなく、区内全域で目撃例があります。
区に相談できることの範囲
世田谷区では「世田谷区有害鳥獣対策緊急事業」という制度を設けており、区が委託した専門業者が捕獲器を設置してくれます。費用は区の負担です。まず区の窓口に確認しておく価値があります。
- 相談先
-
世田谷区環境政策部 環境保全課 電話:03-6432-7137(平日のみ受付)
ただし、この制度には条件があります。庭や道路でハクビシンを見かけただけでは対象にならず、建物に侵入して棲みついており、糞尿などの被害が確認できることが前提です。また、捕獲器の見回りと餌の交換は住民側で対応する必要があります。申請から実際の稼働まで数日から1週間以上かかることもあります。
区の支援では足りない場面
区の制度が担うのは「捕獲」だけです。侵入口の封鎖、糞尿の清掃と消毒、ダニ・ノミの殺虫処理は支援の範囲外になります。捕獲だけ終わっても、穴が残ったままでは別の個体がすぐに入り直してしまいます。

捕獲は入口。穴を塞がないと意味がないんですよね
屋根裏にたまった糞尿を放置すると、天井板に染みが広がり腐食が進みます。ハクビシンの体に寄生しているダニやノミが室内へ拡散することもあります。衛生面の処理まで含めて考えると、区の支援だけで完結するケースは多くありません。
業者に相談する目安
次のような状況では、民間業者への相談を早めに動かしたほうがよいでしょう。
- 天井から悪臭や染みが出ている
- 屋根裏でドタドタ走る音が毎晩続く
- 区に相談したが条件を満たさなかった
- 捕獲は済んだが穴塞ぎや清掃が残っている
- 繰り返し被害が起きていて自力対応が難しい
区の支援を待っている間に糞尿被害が広がり、結果としてリフォーム費用がかさんでしまうケースもあります。状況によっては区の申請と並行して業者に連絡を入れておく判断もあります。
業者を比べるときに見ておきたい点
業者選びで最初に見るのは料金だけになりがちですが、金額だけで決めてしまうと後から追加費用で困ることがあります。見積もりを取る前に、何がセットになっているかを確認しておく方が、比較の精度が上がります。
見積もり金額の内訳として確認したいのは、「追い出し・捕獲」「侵入口の封鎖」「清掃・消毒」「再訪問・保証」の4つが揃っているかどうかです。この4つが揃っていない見積もりは、後から追加費用が出やすい構造になっています。
現地調査を丁寧にしない業者や、電話だけで金額を提示する業者には注意が必要です。同一の条件で3社から見積もりを取ると、相場感がつかみやすくなります。
依頼前に確認しておきたいこと
業者に問い合わせる前に、被害の状況をある程度まとめておくと話が進みやすくなります。天井からの音がいつ頃から続いているか、フンや染みが見えているか、侵入口らしい箇所に心当たりがあるかを確認しておくと良いです。
費用は被害の範囲や住宅の構造によって大きく変わります。一般的な一戸建てで追い出しから封鎖・清掃・消毒まで含めた場合、10万円から30万円程度が目安とされています。被害が進む前に手を打てれば、費用を抑えやすくなります。
世田谷区での相談、動き出す前に一度整理を
世田谷区には無料の捕獲支援制度があります。まず区に連絡して条件を確認してみることが最初の一歩です。ただし、区の支援は捕獲だけに限られているため、封鎖や清掃は別途、民間業者への依頼が必要になります。
区と業者は対立するものではなく、役割が分かれているだけです。区で捕獲を進めながら、封鎖や消毒の部分を業者に頼む、という流れもあります。急いで一社に全部まかせる前に、区の窓口への確認と、複数業者への見積もりを並行して動かしてみてください。
まずは区の環境保全課(03-6432-7137)に現状を話してみることから始めると、その後の選択肢が整理されやすくなります。慌てて決めたくない気持ちはよく分かりますが、状況を言葉にして伝えるだけで、次に何を見ればいいかが見えてきます。






.jpg)





