世田谷区でアライグマを見かけた、あるいは天井裏で音がする、庭が荒らされているといった状況で、この記事を開いてくれた方が多いかと思います。まず連絡すべき場所はどこか、業者に頼む必要があるのはどんな場面か、その考え方を順にほどいていきます。
『ガイノワ』のシンです。アライグマの被害相談は、自治体に連絡すれば全部解決するわけでも、すぐ業者に頼めば早いわけでもない。そのあいだの「どちらに頼むのか」で迷う方が多いので、今回は世田谷区に絞って考えてみます。
世田谷区でアライグマの相談先
世田谷区でアライグマやハクビシンに関する相談を受け付けているのは、環境政策部 環境保全課です。各総合支所の地域振興課(玉川・砧・烏山・北沢・世田谷の5カ所)でも対応しています。電話番号は03-6432-7137です。
近年、区内でのアライグマ・ハクビシンの相談件数は年々増えていると区も公表しています。「見かけた」という目撃だけでも、まず電話して状況を伝えておくことは悪くないと思っています。
区の支援でできること・できないこと
世田谷区の環境保全課では、敷地内への捕獲器(箱わな)の設置支援を行っています。捕獲後の回収・処分まで対応してもらえる点は、費用をかけずに動ける選択肢として知っておいて損はありません。
ただし、区の支援が及ぶのは「捕獲」の部分まで。以下はほぼ対象外です。
- 屋根裏・床下の清掃・消毒
- 侵入口の封鎖・修繕工事
- フンや巣の撤去
- 再発防止のための点検
つまり、アライグマが天井裏に住み着いていた場合、捕獲できても、そのあとの清掃・消毒・封鎖は自分で手配しないといけないということです。この部分が、業者への依頼が必要になる場面と重なります。
業者に相談する目安はここ
区に相談するだけでは解決しにくい場面があります。天井裏に住み着いている、フンや尿のにおいがひどい、複数の侵入口がありそうといった状況になってきたら、業者への相談を並行して考えたほうがよいです。

捕獲できても、そのあとが放置だと戻ってくる
アライグマは鳥獣保護管理法の対象で、許可なく個人が捕獲・処分することは法律上できません。業者は有害鳥獣捕獲許可を持っているので、捕獲から封鎖・清掃まで一括して対応できます。封鎖と清掃を業者に任せることで、再度入り込まれるリスクを減らせます。
業者に頼む前に見ておきたい点
業者に依頼する場合、費用の目安はおおまかに3〜10万円程度と言われています。ただしこの幅は大きく、侵入口の数・建物の構造・清掃・消毒の範囲・再発保証の有無によって変わります。見積もりを取るときには、何が含まれてその金額になるのかを確認してから比べてほしいと思います。
見積書で確認したいのは、駆除・封鎖・清掃・再訪問・保証がどこまで含まれているかです。「捕獲のみ」の金額で安く見える業者が、封鎖や清掃で追加費用を請求してくるパターンは少なくない。複数の業者から見積もりを取って、同じ条件で比べることを基本にしたほうがいいです。
- 駆除・捕獲
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捕獲器の設置・回収・処分。区の支援でまかなえる部分と重なることもある
- 侵入口封鎖
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建物の隙間・換気口・屋根のすき間などをふさぐ工事。再発を防ぐ要の作業
- 清掃・消毒
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フン・尿・巣材の除去と消毒。感染症リスクを下げるための重要な工程
- 再発保証
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施工後一定期間、再侵入があった場合に無償対応するかどうか。有無と期間を確認すること
世田谷区で動くときの考え方
まず区の環境保全課に連絡して、状況を伝えるところから始めると、区側で対応できる範囲が分かります。捕獲支援を使えるケースなら、そこで費用を抑えられる可能性があります。そのうえで、封鎖・清掃が必要な状況になれば、業者への相談を並行して進める流れが現実的です。
急いで業者だけに頼もうとすると、区の支援を使えたかもしれないコストが発生することもあります。逆に区だけで解決しようとすると、根本の侵入口が残ったまま終わるケースも出てくる。両方を知ったうえで、今の状況に合った動き方を選ぶのが一番です。
「とりあえず区に電話してみる」という一歩は、思ったより気軽に踏み出せます。相談した結果、業者が必要だと分かればそこから動けばいい。まず現状を誰かに話す、それだけで次が見えやすくなります。











